第2講 ピュタゴラス派2

ハルモニア

それから、音楽ロの研究もやったんです。1オクターブ違うと、弦の長さが倍になるとか、ちゃんと調べているんです。ハモリの研究もやっています。和音、を出してハモルことは、宇宙と調和することなんです。この調和をharmonia(ハルモニア)といいます。英語にすれば、何のことはない。harmony(ハーモニー)なんですが、ここでいうハルモニアは、宇宙の真理との調和なのであります。

ちょっと前になるのですが、中谷美紀主演のドラマ、なんて名前だったかなー。彼女がチェリストになって神がかりの演奏をするのです。彼女の先生役の伊武雅刀(いぶまさとう)が、確か「ハルモニアがどうとか」と発言していました。その娘役が矢田亜希子でした。確か。原作者か脚本家か知りませんが、「よく勉強してるな」と思いました。音楽監修者の入れ知恵かもしれませんが。多分音楽史か何かで、音大繧ナは教わると思います。

私は専門ではないので、出席したことはありませんが、ピュタゴラスに関する学会があると、哲学の他にも、数学者、こちらの方が多いと思いますが、彼らも来ます。そして、音楽関係の研究をしている人も、少し来るんじゃないかと思いますね。

とにかく、和音もきれいな整数比で表せることを突き止めたんです。ですから、数学と音楽はつながっています。

何だね。君は、携帯驍フカメラ竄ナ黒板を撮ってるのかね。信じられんねミ。ちゃんとノートに手書きRするように。これからは、携帯カメラも、当然デジカメも禁止だ。やれやれ。君は、学籍番号は?、学生証は?。次回からは、ちゃんと記録するからね。今回は大目にみよう。

何だったかな。そう、そう。音楽。音楽と数学。このように、彼の教団は、数学と音楽を一生懸命やったんです。世界や宇宙の調和は数によって成り立っている。そういう風に考えたんです。数学と音楽を勉強することは、宇宙の調和に近づくことになり、人間も完成すると考えたようなのです。


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